rep|「rep.07|大室佑介 / 迷宮の匣」終了

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第七回「rep- radlab. exhibition project」は、2011年9月9日より、
大室佑介展「迷宮の匣」を開催いたします。
大室佑介は、亡き詩人の家、小屋、また墓等といった建築作品を世に出すと同時に、ギャラリー内外にて展示するための作品を制作しています。今回彼は、19世紀から20世紀への転換期を生きたオーストリアの建築家アドルフ・ロースによる言葉「芸術に加わるのは、ごく一部分の建築でしかない。それは墓碑と記念碑だ」を起点とし、またその言葉を乗り越えようとしながら、建築なるものと芸術との関係性を問い直そうと試みます。
rep.07|大室佑介展 / 迷宮の匣
会期:2011年09月09日(金) – 10月02日(日)終了しました
時間:金曜日 – 日曜日 13:00 – 20:00
会場:radlab.(京都市中京区恵比須町531-13-3F)
アクセス:京都市バス停「河原町三条」徒歩5分、京阪電鉄「三条」駅徒歩10分
展示に際しまして、トークイベントを予定しております。
開催日時・時間等詳細はお問い合わせください

迷宮の匣
芸術に加わるのは、ごく一部分の建築でしかない。それは墓碑と記念碑だ。目的に従事するその他の建築はすべて、芸術の王国から締め出されなければならない。

アドルフ・ロース
 いつの日からか建築に興味をもち始めた私は、“豊かで快適な生活”という表層的なものではなく、それらを含めた人生の延長線上に訪れる“死後の住まい”に関心を抱くようになっていた。
 死者の遺骨が納められる部屋「唐櫃(カロウト)」は、彼岸に旅立つ者の望みと、此岸に残された者の想いが交錯しながら、豊かな追悼の空間を形づくる。亡き者に捧げられたこの極小の空間には、定められた縮尺や視点は存在せず、各々の意識の中でのみ壮大な世界が紡ぎだされていく。
 内部を目にした参列者は、閉ざされた匣とふたたび対峙するたびに、その密室空間で繰り広げられる果てしない物語を想起し、死者の生活に想いを馳せる。
 強大な記憶の力を呼び覚まし、広大な想像の力を呼び起こす唐櫃は、建築と芸術をつなぐ可能性のひとつとして、私たちの見えないところで静かに時を刻んでいく。
—-
大室佑介(大室佑介アトリエ)
1981年東京都生まれ。2007年に多摩美術大学大学院を修了後、磯崎新アトリエを経て2009年に大室移築アトリエ(現大室佑介アトリエ)を設立。現在、多摩美術大学芸術人類学研究所の特別研究員。主な建築作品に「漂白の詩人 伊良子清白の家」(三重県)「練馬のサロン」(東京都)「百年の小屋」(埼玉県他)、展示作品に「想起 アドルフ・ロースへの手紙」「翻訳」「ピント 焦点」「目の構造、あるいは重力」(全て秋山画廊)など。
http://www.ichiku.org

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